NCAAトーナメントの“エリート8”に第1シード不在 現行システムでは初の珍事

[ 2023年3月25日 13:25 ]

歓喜するマイアミ大の選手たち(AP)
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 全米大学バスケットボール男子のNCAAトーナメントは24日に3回戦の残り4試合を行い、南部地区の第1シードでAPランク1位のアラバマ大は、64―71(前半23―28)で第5シードのサンディエゴ州立大に苦杯。サンディエゴ州立大が所属するマウンテン・ウエスト・カンファレンス(11校)からのエリート8(ベスト8)は初めてとなった。

 一方、中西部地区でも第1シードでAP2位のヒューストン大が75―89(前半36―42)でマイアミ大に敗れて姿を消し、エリート8に4地区の第1シードが1校も残れなかったのは1979年に現行シード制が導入されてからは初めての珍事となった。

 南部地区1回戦で第2シードのアリゾナ大、2回戦で第7シードのミズーリ大を撃破していた第15シードのプリンストン大は、75―89(前半43―47)で第6シードのクレイトン大に敗れて地区決勝に勝ち進むことはできなかった。

 各地区決勝のカードは下記の通り。APランクの最上位は5位のテキサス大で、ファイナル4(4月1、3日)への出場権をかけて争われるエリート8による地区決勝は25日と26日に行われる。

 <各地区決勝のカード>
 ▼東部地区
(3)カンザス州立―(9)フロリダ・アトランティック
 ▼中西部地区
(2)テキサス―(5)マイアミ
 ▼南部地区
(5)サンディエゴ州立―(6)クレイトン
 ▼西部地区
(3)ゴンザガ―(4)コネティカット
 *カッコ内の数字は地区内シード順

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