“かなだい”FD自己ベストで合計188・87点　涙の高橋大輔「ここまでお互いが納得した演技は初めて」

フィギュアスケート世界選手権最終日 （ 2023年3月25日    さいたまスーパーアリーナ ）

＜世界フィギュア第4日＞アイスダンス・フリー、演技を終え涙する村元哉中、高橋大輔組（撮影・小海途　良幹）
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　アイスダンスのフリーダンス（FD）が行われ、リズムダンス11位の“かなだい”こと村元哉中、高橋大輔組（関大KFSC）は自己ベストを更新する115・95点で合計188・87点となった。

　村元が白、高橋が黒の衣装で演じた「オペラ座の怪人」。息の合った演技に会場からは何度も拍手がわき起こり、最後まで大きなミスなくフィニッシュ。終わった瞬間、観客は総立ちでスタンディングオベーションを送り、涙を流す高橋と村元が熱く抱擁した。

　村元「お互いに緊張感があったけど、曲が鳴って始めたら、世界観に2人で入り込んでいたなと凄く感じました。一つ一つのエレメンツを丁寧にクリアしていった」

　高橋「素直にうれしい。オペラ座の世界観に入り込んで、エネルギーも切れずに途中から“いける”みたいな。3シーズン組んで、ここまでお互いが納得した演技は初めてだった」

　全日本選手権、四大陸選手権とミスが続いていたプログラムを日本開催の世界選手権で完遂した。来季に関しては「（まだ）考えていません。今日は余韻に浸ります」と高橋は笑った。