池江璃花子　バタフライの着物で日大卒業「健康で卒業式を迎えられてうれしい」涙ぐむ場面も

＜日大卒業式＞笑顔の（右から）池江、小堀、金戸（撮影・島崎忠彦）
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　競泳女子の池江璃花子（22）が25日、日本武道館で行われた日大の卒業式に出席した。チョウの描かれた白の着物にライトグリーンの袴を合わせた春らしい装い。白血病との闘病で高校の卒業式、大学の入学式は出席できなかった。大学入学後も1年時は闘病で大学に通えず、2年以降は新型コロナの影響で授業はオンライン形式が主体。「寂しい大学生活ではあったが、最後にマスクを外して堂々と出席できた。健康で卒業式を迎えられてうれしい。1人の女性として周りの人から尊敬されるような女性になりたい」と笑顔を見せた。

　和装については「チョウはバタフライで自分の専門種目。羽ばたくという意味合いもある。卒業式は誰もが自分が主役だと思っていると思うので、誰よりも目立ってやろうという気持ちで選びました」と説明。母・美由紀さんら周囲への感謝を述べる際には目に涙を浮かべる場面もあった。

　卒業後は横浜ゴムに所属し、4月には7月の世界選手権福岡大会の代表選考会を兼ねた日本選手権に出場する。「自信がすごくあるわけではないが、全力で個人種目の出場権をとりにいきたい。しっかりアスリートとしての気持ちを整えて臨みたい」と力を込めた。