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佐田の海 8年ぶり2桁10勝で首位並んだ あるぞ35歳初賜杯 

[ 2022年5月21日 05:30 ]

大相撲夏場所13日目 ( 2022年5月20日    両国国技館 )

豊昇龍(右)を寄り倒しで破る佐田の海(撮影・郡司 修)
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 平幕の佐田の海が小結・豊昇龍を寄り倒して新入幕の14年夏場所以来8年ぶりに2桁10勝に到達。3敗で優勝争いトップに並んだ。横綱・照ノ富士は大関・貴景勝を寄り倒し、2敗だった平幕の隆の勝は関脇・若隆景に引き落とされ、3敗で3人が並走している。4敗は小結・大栄翔ら4人。

 22歳有望株を得意の速攻で仕留めた。佐田の海は立ち合いで中に入ると、相手の掛け投げをこらえながら一気に体を寄せた。土俵際は右足一本でしぶとく粘り、物言いがつく際どい勝負を制した。8年ぶりの2桁勝利には「何回かチャンスがあったけど、ことごとくできなくて。勝てて良かった」と喜んだ。

 好調の要因は「足の感覚が凄くいい」。足の指で土俵をかむ感覚があるという。下半身が安定すれば持ち味のスピードを最大限に生かせる。師匠の境川親方(元小結・両国)から授けられた「(本場所がない)偶数月が大事だぞ」の教えを胸に四股、すり足の基礎運動や筋力トレーニングを怠らなかった。今月11日に35歳となっても「(入門から)19年積み重ねてきたので。今、調子がいいし、相撲も強いと思っています」と胸を張る。八角理事長(元横綱・北勝海)も「コツコツやってきた人が活躍するのはうれしい」と称えた。

 2世力士が活躍する流れに乗りたい。春場所初優勝の若隆景、今場所序盤に大関3連破した琴ノ若と同様に力士を父に持つ。同じ佐田の海のしこ名で活躍した父・松村宏司さんも小兵ながらスピードを武器に小結まで出世した。佐田の海はまだ三役経験がないものの、このまま星を伸ばしていけば近づける。

 03年春場所初土俵から所要114場所で初優勝すれば旭天鵬の121場所に次ぐ史上2位。年6場所となった1958年以降、35歳0カ月で初優勝は旭天鵬の37歳8カ月に次ぐ2位となる。優勝を争う残り2日間へ「いつも通りの緊張感」と平常心を強調。辛抱する木に花が咲く、そんな場面を実現したい。 

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