フィギュア女子の米代表候補が五輪選考会で陽性反応 V候補のリュウがフリーに出場できず

[ 2022年1月8日 10:50 ]

検査で陽性反応が出たためにフリーを演技でになくなった米国のアリサ・リュウ(AP)
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 フィギュアスケート女子の全米選手権で過去2年連続で優勝しているアリサ・リュウ(16)が7日、北京冬季五輪の代表選考会を兼ねた今年の全米選手権(テネシー州ナッシュビル)のフリー演技を前にして新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示した。

 ショートプラグラムで3位となったあとの検査で陽性が判明したもので、今大会で陽性反応を示して競技続行ができなくなった選手はこれで5人目。リュウは「ワクチン接種は完了していて医療用のマスクも着用。ナッシュビル入りしてからの2度の検査では陰性でした」とインスタグラムでここまでの経緯を説明している。

 フリーで演技できなくなったことを受けてリュウは米国フィギュアスケート連盟に特例での代表入りを要請。リュウは2019年と20年の全米選手権で連覇を達成。20年の世界ジュニア選手権では3位となっており、3枠ある北京五輪代表の有力候補だった。

 リュウはカリフォルニア州の出身だが父親は中国四川省出身の弁護士。母は匿名の卵子提供者で代理母を通して2005年8月8日にリュウの出産に至っている。

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2022年1月8日のニュース