砂村光信氏 混戦A組は埼玉の“コロナ連敗”で拍車 8日開幕リーグワン

[ 2022年1月8日 05:30 ]

昨季、トップリーグ最後の王者となった埼玉
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 【砂村光信氏・優勝争い展望】埼玉、東京ベイ、神戸に横浜もいるA組は準決勝進出2チームの座を巡るし烈な争いが予想されていたが、混戦に拍車が掛かりそうだ。昨季最後のトップリーグを制した埼玉はWTB福岡が引退した代わりにコロインベテが加わり、代表組も定位置が保証されないほど選手層が厚い。だが、開幕から2試合勝ち点ゼロの出遅れはさすがに厳しい。相手よりも先にコロナとの闘いで、毎試合勝ち点5を取りにいく戦い方を強いられる。

 長いシーズンを見据えると、代えの利かないプロップが充実しているチームが有利とみる。当てはまるのが代表レベルの選手でFW第1列を2セットつくれる埼玉と東京SG、山本と具智元を補強した神戸。昨季3位の戦力にロックのヘルを加えた東京ベイと、ロックのトゥイプロトゥ、フランカーのデュトイが加入したトヨタも優勝争いに加わるのではないか。ダークホースは就任2年目の沢木監督の指導が浸透し、プレシーズンから好調の横浜。BR東京も天性の主将、フッカー武井のリーダーシップが期待できる。(元U―23日本代表監督)

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2022年1月8日のニュース