【8日開幕リーグワン】SOヤンチースが新風吹き込む!!家族に誓った大阪初の4強

[ 2022年1月8日 05:30 ]

大阪に新加入した南アフリカ代表SOエルトン・ヤンチース
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 新たな歴史が、ついに始まる。トップリーグから刷新されたラグビーの新リーグ「リーグワン」は8日、開幕戦の3試合が各地で行われる。大阪は7日、チーム初戦となる9日のBR東京戦の登録メンバーを発表。注目は南アフリカ代表で19年W杯の優勝メンバー、SOエルトン・ヤンチース(31)だ。昨季チーム最高成績の5位に押し上げたニュージーランド代表SH、PJ・ペレナラに代わる新リーダーとして期待がかかる。

 初の4強入りへ期待は膨らむ。昨季から指揮を執るヨハン・アッカーマン・ヘッドコーチ(51)が「リーダーとしてチームに新風を吹き込んでいる」とチームスローガン「Play to Inspire」の体現者として名前を挙げたのがヤンチースだ。

 指揮官がスーパーラグビーのライオンズを率いていた時代からの秘蔵っ子だ。14年から4季にわたってNTTコム(現・浦安)でプレーし、日本ラグビーも熟知している。

 「思ってた以上にうまくチームに溶け込めてると思う。自分がしっかりとした正しい判断でチームをリードしていきたい。コンディションは凄くいい」

 ヤンチース自身プレシーズンマッチ2試合を経験し、チームの司令塔として手応えをつかんでいる。

 南アフリカ代表キャップ42。ライオンズ時代にはリーグの得点王に輝いたこともある。そのヤンチースが元日に家族の前で2つの誓いを立てた。それは南ア代表の正SO奪取と新リーグで初の4強入りを目指すチームへの献身だった。

 1メートル76、90キロ。公式発表の数字に疑問を抱きたくなるほど体の線は細く動きはしなやか。オフには高級ブランド、グッチを着こなすハイセンスな紳士。ペレナラとはまた違うインパクトをチームに与えている。(石川 勝己)

 ○…大阪は開幕ムードを盛り上げるため2日から15日まで大阪メトロ御堂筋線で「レッドハリケーンズトレイン」と題した“車内ジャック”を実施している。10両編成の車内にラグビー場を再現し、車中からファンの気分を盛り上げる。また、10日から16日まで、大阪梅田駅で“空間ジャック”を実施予定。選手の全身像が写し出された全長約43メートルの超ロングバナーなどで会場への来場を呼び掛ける。

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2022年1月8日のニュース