母校・国栃の快進撃に「力もらった」田村優 キック成功率100%でPOM ラグビーリーグワン

[ 2022年1月8日 20:28 ]

ラグビーリーグワン第1節   横浜33―12東葛 ( 2022年1月8日    千葉・柏の葉公園総合競技場 )

<ラグビーリーグワン 東葛・横浜>後半、コンバージョンキックを成功させる横浜・田村(撮影・木村 揚輔)
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 トップリーグ(TL)最終年5位の横浜が、ホームの東葛を33―12で下しリーグ初勝利。3ゴール4PGを全て決め18得点を挙げたSO田村優主将(32)がプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選ばれた。

 新リーグ初試合で初勝利。加えてTLから数えて公式戦通算100試合の大台に乗せ、あす9日の33歳の誕生日も自ら祝った田村。試合後は古巣の東葛を含め、新旧のチームメートに囲まれて100試合の記念撮影に収まると満面の笑みを見せ、「勝てたのは素晴らしいけど、みんなもっとできる。ただ飲み込まれずに勝ち点を取れたのは良かった」と上機嫌で話した。

 序盤は一進一退の攻防が続いたとあり試合内容には満足しなかったが、そんな中でも敵陣で得たペナルティーで自らショットを決めてゲームメイク。相手のハーフ団は昨年までの同僚だったSH田中史朗に日本代表で本来はWTBのレメキ・ロマノラヴァ。「フミさんみたいな経験がある選手と対するのは苦戦する。レメキもXファクターがある。2つの大きな脅威だった」と話したが、田村自身が他の14人をしっかり統率。シンビンで1人少ない時間帯もあったがしっかり持ちこたえ、「みんなでいいディフェンスをして、大仕事をさせなかった」と仲間たちを称えた。

 この日行われた全国高校ラグビー大会では、初決勝に臨んだ母校・国学院栃木が惜しくも敗れた。試合結果を知らなかったようすの田村は、試合後の会見で伝え聞いて残念そうな表情を浮かべるも、「僕がいた時には考えられない舞台に上がり、本当に力をもらったし、うれしかった」と後輩たちの快進撃に感謝。「OBとしてもうれしい。(今後)OB戦に行けたら、差し入れを持っていきたい」と“ご褒美”を予告した。

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