“ほほ笑みの貴公子”東京SGのダミアン・マッケンジーが25得点 「全体的に良いキックができた」

[ 2022年1月8日 22:11 ]

ラグビーリーグワン第1節   東京SG60―46BL東京 ( 2022年1月8日    東京・味の素スタジアム )

<東京SG・BL東京>前半27分、トライ後のゴールキックの前にほほ笑むマッケンジー(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 “ほほ笑みの貴公子”がベールを脱いだ。トップリーグから刷新されたラグビーの新リーグ「リーグワン」は8日、開幕戦の3試合が各地で行われ、東京SG(旧サントリー)は7トライを奪うなど、BL東京(旧東芝)を60―46で下し、記念すべき1勝をマーク。新加入でニュージーランド代表通算40キャップのSO/FBダミアン・マッケンジー(26)は13本中10本のキックを決めた。

 キックルーティーンの途中で、ニヤッとほほ笑む。マッケンジーの大切にしているルーティーンだ。笑う理由は「リラックスした状態でボールを蹴ることができるように」という。この日最初のキックは失敗に終わったが、前半15分、左中間から約25メートルのゴールを成功。最終的には計25得点で「まだ100%満足はできないが、全体的に良いキックができた。たくさんの観客の前でプレーできてうれしい」と充実の表情だった。

 まだチームに順応している最中。本来であれば、ステップやスピードを生かしたランが強みだ。この日は縦横無尽のランこそなかったが、華麗なパスを披露し、観客を魅了した。今後は「日本の速さにアジャストする必要がある。テンポの速いラグビーは自分に合うと思うので学んでプレーしていきたい」と前向きだ。

 狙うはリーグワン初代王者。「開幕戦という難しい試合で勝利できた。まだまだこのチームは良くなる」と見据えた。

続きを表示

2022年1月8日のニュース