アイスダンス小松原組「どんどん見せていきたい。差をつけたい」勝負曲でシーズン初戦

[ 2021年10月22日 07:35 ]

小松原美里・小松原尊組(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカの公式練習が21日(日本時間22日)にラスベガスの会場で行われた。アイスダンスで全日本選手権3連覇中の小松原美里、尊組(倉敷FSC)も調整。オンライン取材で美里は「シーズンの初めがGPになったことがない。新しい経験なんですけど、(4月の)国別対抗戦からそんなに時間が経っていない。経験が生かせる」と語り、尊は「いつもGPシリーズの緊張は違うが、滑りながらここはこういう感じと普通にできた」と練習を振り返った。

 カナダ・モントリオールを拠点とするが、コロナ禍での日々やケガなどを日本で乗り越えた。だからこそ勝負の北京五輪シーズンはフリーダンスで日本のナンバー「SAYURI」を選曲。「日本で一緒に2年半くらい住み、そんなアイスダンサーは正直、国際大会で活躍している選手ではいなかったと思う。凄い応援を感じる。誇りに思うし、それに応えたい」と美里。昨年に日本国籍を取得した尊も「日本のプログラムをアメリカでやるのが新しい経験」と話した。

 9月にカナダ入国できるまでは日本や米国の尊の実家で生活しながら、勝負曲をリモートで振り付けてきた。美里は「五輪シーズンだな、と違う感覚を感じる。一日一日が早い」と実感を込め「アイスダンスは特にアジア人が少ない。どんどん見せていきたい。差をつけたい」と意気込んだ。アイスダンスのリズムダンスは日本時間24日午前5時51分から始まる。

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2021年10月22日のニュース