稲村亜美の1UPゴルフ(8) 絶対に出る距離を打ち分けるバンカーショット編

[ 2021年10月22日 12:00 ]

稲村亜美の1UPゴルフ⑧
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 第8回のテーマはバンカーショットの距離を打ち分ける方法です。南秀樹コーチによると、ボールの位置を変えるだけで距離を打ち分けることが可能だと言います。ただし、バンカーショットの基本的な打ち方ができている人に限られるとのこと。まずは、確実にバンカーから脱出できる打ち方を身につけることから始めましょう。稲村亜美さんがさっそくトライしました。

 稲村 ただでさえバンカーショットが苦手な私に、距離の打ち分けなんてできるんですか?

 南 基本の打ち方さえ身につけていれば、距離の打ち分けは難しくありませんよ。ただ、通常のショットやアプローチとは何点か異なるポイントがあるので、それを知るためにも実際に打ってみましょう。

 稲村 分かりました。まずはオープンスタンスに構えて、クラブフェースは開くと。ああ、やっぱり手前の土手を越えてくれない…。

 南 かなりアゴが高い難しい状況でしたが、気になる点がいくつかありました。まずはアドレスの向きです。フェースを開いてオープンスタンスに構えるとボールを上げようとする意識が強くなるため、ミスの原因となります。最初はターゲットに対して真っ直ぐに構え、フェースも開かずに構えてみましょう。さらに重心を落として、ハンドダウンに構えて下さい。

 稲村 重心位置を低くするわけですね?

 南 そうです。トーナメントのテレビ中継を見ると分かりますが、ツアープロは必ず重心位置を低くします。上体の前傾姿勢を浅めにして、お尻を落とすイメージですね。そう構えると、バックスイングで手首を親指側に折る縦コックを使いやすくなります。

 稲村 ロブショットのときにも使った縦コックですね?

 南 全く同じ動きです。クラブを握るときに、右手をクラブの下からではなく、上から握って右肘を少し緩めると、さらに縦コックを使いやすくなります。

 稲村 上から握るんですね。他に注意点はありますか?

 南 アベレージゴルファーに多く見られるのは、ピンが近いときにバックスイングをものすごく小さくして、クラブを素早く動かそうとすることです。これは最も避けたい動きであり、ミスの原因にもなります。バンカーショットでは距離に関係なく、バックスイングをきっちり行うことが大切です。常に大きなバックスイングを心がけましょう。あとは、クラブを上から下に動かしますが、腰は真横に回すイメージです。

 稲村 バックスイングを常に大きくすることは理解できましたが、距離はどのように打ち分けるのでしょう?

 南 ボールの位置です。飛距離を出したければボールを右に、飛距離を抑えたいときは左に置きます。目安としては、飛ばしたいときは左足かかとの1個分右、飛ばしたくないときはスタンス中央よりも1個分右です。あとはバンカー練習場で実際に打ってみて微調整して下さい。

 稲村 なるほど、ボールの位置で打ち分けるんですね。よしっ、今度こそ成功して見せますよ。ほらっ、高いアゴをきっちり越えていきました。

 南 打った跡を見ると目標方向を向いていますが、これが正解です。バンスもきっちり使えていますね。砂質やライによってはさらにソールを滑らせて打つこともあります。バンカー練習場ではボールを打たなくてもいいので、ソールが砂の上を滑っているかどうかを確認しておきましょう。

 (取材協力・鶴舞カントリー倶楽部、衣装協力・CLUNK)


 ◆南 秀樹(みなみ・ひでき)1974年(昭49)2月21日生まれ、香川県出身の47歳。プロゴルファーだった父の影響で中学2年からゴルフを始め、香川西高卒業後に日本プロゴルフ協会のティーチングプロ資格を取得。鈴木愛、成田美寿々らを指導した実績があり、現在は岡山絵里や木村彩子らをレッスン。今年、岡山を復活優勝させた。男子は塚田陽亮と契約。

 ◆稲村 亜美(いなむら・あみ)1996年(平8年)1月13日生まれ、東京都出身の25歳。小学1年から野球を始め、トヨタ自動車のCMで見せたバッティング姿が”神スイング”と話題になる。ゴルフ歴6年。ゴルフ情報番組もMCなどで活躍。1Wの平均飛距離は230ヤード。

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