前トヨタの豪州代表フーパー主将が姫野を最大限警戒「素晴らしい選手」

[ 2021年10月22日 09:49 ]

日本代表戦を翌日に控え、オンライン取材に応じるオーストラリア代表のマイケル・フーパー主将

 23日に大分市の昭和電工ドーム大分で日本代表と対戦するラグビー・オーストラリア代表のフランカー、マイケル・フーパー主将(29)が22日、練習前にオンライン会見をした。現地メディアから、日本代表でプレーするオーストラリア出身選手についての質問された。その返答の中で、「姫野選手は素晴らしい選手。ニュージーランドでプレーしていた時も素晴らしい選手だった」と、自ら切り出して最警戒選手の1人に挙げた。

 フーパーは昨季、トヨタ自動車(現トヨタ)でプレー。姫野は入れ違いで、期間限定でスーパーラグビーのハイランダーズに移ったため、同じジャージーを着て競演をしたことはないものの、スーパーラグビーの新人王に輝いた日本が誇るNo・8の姿を脳裏に刻んでいたようだ。

 また、日本代表戦は、トヨタでチームメイトだったSH滑川剛人が副審を務める。現役選手でありながら、審判としてテストマッチを経験する元同僚について「彼は素晴らしい仲間。いいレフェリーになると思っている」とエールを送った。

 会見中、日本のスピードあるアタックに何度も警戒を示した。「ボールインプレーになると本当によく動く。フィジカル面の強みを出して、日本をスローダウンさせたい。日本のやりたいことをどれだけ止められるか。過去の試合を見て、そう分析している。最初のコンタクトのところを止めれば、スローダウンさせられると思っている」と対策を口にした。1シーズン、日本のトップリーグでプレーをした経験から、高温多湿の気候にも注意を払っているようで、「今週は湿気が高かったが、きょうは気温も低い。今のような気候ならいいラグビーができると思う」と秋の深まりを追い風に感じていた。

 オーストラリア代表は、日本戦の後、英国に渡って、11月にスコットランド、イングランド、ウェールズとテストマッチをする。「このあとの遠征のためにも、なるべくいい形で日本戦を終えたい」と気を引き締めた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月22日のニュース