橋本大輝は個人総合銀メダル、鉄棒で逆転ならず…わずか0・017点差で

[ 2021年10月22日 20:38 ]

体操・世界選手権第5日 ( 2021年10月22日    福岡・北九州市立総合体育館 )

<体操・世界選手権第5日>男子個人総合決勝、鉄棒の演技をする橋本大輝(撮影・小海途 良幹)
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 男子個人総合決勝が行われ、東京五輪金メダリストの橋本大輝(順大)は合計87・964点で銀メダルだった。09年大会を20歳9カ月で制した内村航平(ジョイカル)を上回る、20歳2カ月での日本最年少優勝に届かなかった。

 今年2度目の世界一を目指した橋本に、強力ライバルが立ちはだかった。東京五輪には出場しなかった、同世代の21歳・張博恒(中国)に及ばず。疲労が残る中、再び訪れた自国開催へのモチベーションは明確だった。「負けたら(五輪で勝てたのは)運だと言われる。真のチャンピオンになれるようにしたい」。真夏に誕生した体操界の新王者はこの日、自らの言葉を現実にできなかった。

 2種目目のあん馬で張が落下。突き放すチャンスが到来したが、次に演技した橋本も落下した。苦手とする3種目目のつり輪を乗り切ると、張に0・35点のリードを許したものの、射程圏で最終種目の鉄棒へ。逆転を狙ったが、わずか0・017点差でタイトルを手に入れられなかった。

 4月の全日本選手権から続いていた個人総合の連勝は4でストップ。だが、下を向く必要はない。北九州から始まった、中国の新鋭とのライバルストーリー。リベンジのチャンスは、これから何度も訪れる。

 ▼橋本 率直に、彼(張博恒)はすごかったです。最後の鉄棒まで本当に完璧な演技だったので、(自分が)鉄棒を演技する前は本当に完璧じゃないと勝てないと思った。ミスとか、疲れとか関係なく、彼が今の世界一だと思います。僕の演技に歓声であったり、拍手であったり、結果で恩返しはできなかった。それ以上に演技で最後はみせられたらいいと思ったので、盛り上がってくれてうれしかった。感謝しかないです。(声援を送ってくれた)子どもたちの前では格好いい大人として見せてあげたかったですけど、負けてしまって悔しいですが、僕の演技にあこがれを持って体操を始めてくれたり、スポーツに興味を持ってくれたら。明日は床とあん馬の2種目に出場するので、本当に悔いなく、メダル関係なく、自分が今できる最大の演技をしていこうと思っています。

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