フジクラから“革新的技術”を搭載した新シャフトが登場

[ 2021年9月17日 05:30 ]

中調子の振りやすさと高初速・高弾道の両立を実現した「SPEEDER NX」
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 藤倉コンポジットは、新たなシャフトブランド「SPEEDER NX」を16日から発売。注目の逸品について、フジクラゴルフクラブ相談室木場店の早田周道店長に話を聞いた。

 累計出荷数110万本を超え、高い人気を誇った「Speeder EVOLUTION(スピーダーエボリューション)」シリーズのラインアップを大幅にリニューアル。新ブランドは、これまでの設計概念とは全く異なったシャフトとなっている。

 フジクラ独自の3次元モーションキャプチャシステム「enso(エンソ)」によってスイング中のクラブ動解析に着手。その結果、「スイングの過程とボール弾道の結果に関連性を見いだすことが可能になりました」と早田店長は語る。「enso」で得られたデータをもとに、従来のEI(剛性)分布に緻密にコントロールされたトルク分布を組み合わせる設計技術「VTC」を採用することで、2次元から3次元設計のシャフトに進化した。

 「NX」では先端と手元のトルクを締めることで、中調子の振りやすさと高初速・高弾道の両立を実現。早田店長は「中調子でターゲットが広い。それでいて、エボリューションの先中調子のモデルのように、優しくつかまって上がるような効果もあります」と説明する。最近主流の低スピンのヘッドに対しても相性が良く、「つかまらないとかボールが上がりきらないという方には特におすすめです」と話した。

 製品は重量帯で「40」「50」「60」「70」の4タイプで、フレックス別に計13種類のラインアップ。国内女子ツアーでは既に20人近くのプロが使用しており、振り心地のよさや飛距離が伸びたということなどに加え「ボールを押す感じ」というコメントが多いという。

 「NXはターゲットが広く、打ちやすいので一度は打っていただきたい。飛距離、振り心地、安定感、お客様によって感触は異なると思いますが、結果は変わると思います」。革新的な技術によって生み出されたシャフトは一度試してみる価値がありそうだ。


 ○…フジクラゴルフクラブ相談室は東京、神奈川、愛知、大阪に計6店舗(フットオンストアを含む)を展開している。フィッティング環境が充実しており、専門スタッフが最新のコンピューターシステムでスイングとクラブを徹底解析。一人一人に最適なシャフトを提案している。フィッティング&リシャフトは事前のインターネット予約が必要だが、各店舗とも初回は診断だけ無料。木場店は「SPEEDER NX」の全13種類を用意している。早田店長は「ゴルフで悩んでいらっしゃる方にはぜひ来ていただきたいですね。1Wに限らず、FWでもUTでもアイアンでも。お客さまに合うシャフトが見つかると思います」と自信たっぷりだ。

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