ライバル校へ異例の転身をした立命大・鬼束竜太HC 「知らない環境でどこまで通用するか」挑戦を決意

[ 2021年9月17日 05:30 ]

8月から指揮を執る立命大の鬼束竜太ヘッドコーチ
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 ムロオ関西大学ラグビーAリーグは18日の同大―関大戦で開幕する。8チームの横顔を紹介する最終回は、指導者編。昨季5位の立命大は鬼束竜太ヘッドコーチ(49)が今季より指揮を執る。卓越した技術も備える新指揮官に思いを聞いた。

 立命大の新ヘッドコーチ、鬼束竜太氏は同大出身。同じ京都のライバル校で指揮を執るには葛藤があった。古い友人に相談すると「立命はさすがに、ないよなあ…。同志社といちばん近い大学だし」という反応ばかり。トップリーグのサニックスに04年から在籍し、09年3月の引退後もコーチとして「ほぼサニックス一本でやってきた」。今年4月にチームを離れることが決まり、社業従事もあり得た。指導経験を積む道を模索し、同大も候補に挙がるが、熱意を強く感じた立命大を選んだ。「全く知らない環境で自分のやっていることがどこまで通用するか」と新天地での挑戦を決意。同大出身の妻と義父から「また京都や滋賀に遊びに行ける」と前向きな言葉で送り出された。サニックスから出向という形で、8月から練習場のある滋賀県草津市で単身赴任生活を始めた。

 就任から日が浅く、当面は立命大が春から取り組んだことを尊重し、徐々に自分の色を出すつもりだ。東福岡で谷崎重幸監督、同大で岡仁詩部長と名将の薫陶を受け、指導方針は「基本的に選手にはやりたいようにやってほしい」。学生が自由とワガママを混同しないよう細心の注意を払い、「チームファースト」の言動を求める。それが浸透すればリーグで台風の目となる。(原口 公博)

 ◇鬼束 竜太(おにつか・りゅうた)1972年(昭47)9月15日生まれ、福岡市出身の49歳。5歳でラグビーを始め、東福岡から同大。ポジションはSHで日本代表も経験。95年からワールド、04年から故郷、福岡のサニックスでプレー。09年3月に引退後は同大での1年間を除き、サニックスでコーチ。
 

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