ママさん剣士・佐藤 女子エペ最多7度目頂点へ王手「五輪選手として負けられない戦い」

[ 2021年9月17日 05:30 ]

女子エペ個人で決勝に進出し、喜ぶ佐藤希望
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 フェンシング全日本選手権個人戦第1日が16日に東京・駒沢体育館で無観客で実施され、女子エペは3大会連続五輪出場の佐藤希望(35=大垣共立銀行)が10月3日の決勝に駒を進めた。

 ママさんアスリートの佐藤は接戦の準決勝を15―11で制すと、雄叫びを上げて喜んだ。7度目の優勝に王手をかけ「五輪選手として負けられない戦いだった」と汗を拭った。

 3回戦で敗れた東京五輪後は2人の息子と夏休みを満喫し、「プールやバーベキュー、釣り堀に行ったり」とリフレッシュした様子。全日本出場は直前まで悩んだというが「私が出なかったら女子エペだけ五輪選手が出ないことになる」と決意。練習不足で「体力との戦い」と苦笑いしつつ、貫禄を示した。

 3年後のパリに向けては「どうしようか手探り状態」というが、五輪後初の実戦で「女子エペ最多7度目優勝目指します!」と明るく宣言。第一人者の35歳が再スタートを切った。

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