競泳・富田 銀メダル!木村と男子100バタ日本人ワンツー「生きてきた中で一番幸せな瞬間」

[ 2021年9月4日 05:30 ]

東京パラリンピック第11日・競泳 ( 2021年9月3日    東京アクアティクスセンター )

金メダルを獲得し、銀メダルの富田(右)と抱き合う木村(撮影・光山 貴大)
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 競泳の男子100メートルバタフライ(視覚障がいS11)で4大会連続出場の木村敬一(30=東京ガス)が1分2秒57で泳ぎ、自身初の金メダルに輝いた。富田宇宙(32=日体大大学院)も2位に入り、今大会3度目の表彰台に上がった。

 富田が好敵手と認め合う木村に続く2位で今大会3個目のメダルを獲得した。ゴール後に順位を知ると、ロープ越しに「良かったね」と声を掛け、健闘を称え合った。幼い頃に全盲になって水泳という競技を見たことがない状況でトップ選手となった相手を尊敬。「アスリートとして失格かもしれないけど、彼が金メダルを獲れたことが本当にうれしい」。感極まった様子で「いろんな苦労を乗り越えてやってきた。(2人で)金メダルと銀メダルを手にできて、生きてきた中で僕にとって一番幸せな瞬間でした」と語った。

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2021年9月4日のニュース