琴ノ若 初の上位総当たりへ「力試せる」、親子2代で白鵬戦実現も

[ 2021年9月4日 05:30 ]

秋場所に向け、稽古する琴ノ若=左(日本相撲協会提供)
Photo By 共同

 大相撲秋場所(12日初日、両国国技館)で自己最高位の西前頭3枚目に躍進した23歳の琴ノ若が3日、初の上位総当たりへ「自分の力を試せるし、出し切ることが重要」と報道陣の電話取材に意気込みを語った。

 西前頭11枚目の先場所は1メートル88、165キロの体を生かした右四つの寄りや突き、押しで12勝を挙げ、初三賞の敢闘賞に輝いた。今場所に向け、平幕・琴恵光らと精力的に申し合いを行い、立ち合いの圧力などに磨きをかけているという。

 母方の祖父は元横綱・琴桜(故人)の成長株。横綱への初挑戦も期待され、白鵬との顔合わせが実現すれば師匠で父の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)と親子2代での対戦になる。「なかなか経験できることではない、楽しみ」と胸を躍らせた。

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2021年9月4日のニュース