自転車女子個人ロード 50歳・杉浦2冠!タイムトライアルに続き最年長記録更新「最高ですね」

[ 2021年9月4日 05:30 ]

東京パラリンピック第11日・自転車女子個人ロードレース(運動機能障がいC1~3) ( 2021年9月3日    富士スピードウェイ )

金メダルを手に笑顔の杉浦(撮影・光山 貴大)
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 独走で駆け抜けた杉浦佳子(50=楽天ソシオビジネス)は控えめに左拳を握った。日本最年長金メダリストとなった女子個人ロードタイムトライアルと合わせ2冠を達成した。

 「また(最年長記録を)更新しちゃいました。最高ですね」。自転車で日本選手が同一大会で複数金メダルを獲得したのは初だ。

 富士スピードウェイや周辺の公道13・2キロを3周するコース。残り3キロでスパートして19年世界女王の中国選手も突き放した。5年前の自転車レース中の落車でまひと記憶障がいがあるが、攻略点を押さえて圧勝した。「この年齢でも昨日より今日の自分を高めていける」と確信した50歳の女王は、まだ先にある終着点を見据え「今回で運は使い果たした。これからのことはコーチとビールを飲みながら考えたい」と冗談交じりに笑った。

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