大坂なおみ 4年連続16強ならず 「苦手」サウスポー・18歳のフェルナンデスに逆転負け

[ 2021年9月4日 11:02 ]

テニス 全米オープン第5日 ( 2021年9月3日    ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

強烈なバックハンドショットを放つ大坂なおみ(ロイター)

 女子シングルス3回戦で2年連続3度目の優勝を狙う世界ランキング3位の大坂なおみ(23=日清食品)は、世界73位のレイラ・フェルナンデス(18=カナダ)と対戦。7-5、6-7、4―6で敗れ、4年連続の16強進出はならなかった。

 相手は18歳の左利きフェルナンデス。今年3月のモンテレイ・オープンでツアー初勝利を挙げた勢いのある若手で、2回戦では2度の8強入りを誇る実力者カネピ(エストニア)にストレート勝ちして勝ち上がってきた。

 第1セットはお互いにサービスキープする展開。第10ゲームから3ゲーム連取し、7-5で先取した。

 第2セットも第10ゲームまでサービスキープが続いたが、第11ゲームをブレーク。タイブレークに突入。5ポイントを先取されてラケットを地面に投げつける場面もあった。結局6-7で落とした。

 第3セットは、いきなりブレークを許す苦しい出だし。第2ゲームでは途中、ボールを客席に打ち込み警告が出される場面もあった。その後は互いにキープする展開の中、大坂の反撃はならず、押し切られた。

 大坂は東京五輪、前哨戦のウエスタン・アンド・サザン・オープンと直近2大会は初対戦の左利きに3回戦で敗退。3大会連続で、3回戦では対戦経験のないサウスポーが相手となったが、今回もそのサウスポー相手に白星を挙げられなかった。

 今大会は1回戦では世界ランキング87位のマリエ・ブズコバ(23=チェコ)に6―4、6―1で勝利。2回戦は対戦相手の同145位のオルガ・ダニロビッチ(20=セルビア)が体調不良で棄権し、不戦勝。6年連続で3回戦に駒を進めていた。

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