車いすバスケ男子 逆転で初の決勝進出、途中出場の20歳・赤石が流れ変える好守

[ 2021年9月4日 05:30 ]

東京パラリンピック第11日・車いすバスケットボール男子準決勝   日本79―68英国 ( 2021年9月3日    有明アリーナ )

<パラリンピック 車いすバスケ 日本・英国>決勝戦進出を決め、笑顔を見せる日本代表チーム(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 日本が18年世界選手権優勝の英国に79―68で逆転勝ちし、初の決勝進出を決めた。銀メダル以上が確定し、12度目の出場で初のメダル獲得も決まった。

 第2Q中盤まで10点差をつけられたが、第2Qからは5人で「フラットライン」をつくり、高い位置からプレスをかけるディフェンスに変更。途中出場の赤石が1対1の激しい守りで相手の得点源マニングを抑え込み、第3Qに逆転した。「自分が投入されるのはディフェンスを強くしたい時。理想としている展開だった」。パラリンピック初出場の20歳は顔をほころばせた。

 5度目の出場となった37歳の大黒柱・藤本は試合終了前から涙を流していた。「チームは僕の想像を超えている。でもまだ物足りないし、終わりが見えていない」。5日の決勝では、2連覇を狙う米国に無限の伸びしろをぶつけるつもりだ。

続きを表示

この記事のフォト

2021年9月4日のニュース