バレー女子日本代表・荒木「最後の五輪になる」 集大成へ決意新た「中途半端なことはできない」

[ 2021年7月2日 18:35 ]

リモート取材に応じたバレーボール女子日本代表の荒木絵里香
Photo By スポニチ

 バレーボール女子日本代表で主将を務める荒木絵里香(36=トヨタ車体)が2日、リモート取材に応じ、東京五輪について「最後の五輪になると思う。全てを出し切って戦いたい」と決意を新たにした。

 日本バレーボール女子では木村沙織に並ぶ最多タイの4大会連続代表入りとなった荒木。今回の12人の中で、12年ロンドン大会銅メダルを知る唯一のメンバーだ。「年齢も一番上になって、あの時以上にやらないといけないこと、やるべき仕事、役割や使命は多くある」と心境を明かした。

 7歳となった娘の思いも背負っている。ここ数年は離れて暮らす生活が続き、「何をやっても、ママは(試合や練習に)行ってしまうというのが分かってる。最近は笑顔で、ぐっと(寂しさを)こらえた表情で送り出してくれる。成長を感じるとともに、胸がぐっとしめつけられる」という。

 家族の支えがあるからこそ、強い決意がある。「一緒に戦ってくれているし、自分が決めていることを邁進させてもらっている。中途半端なことはできないという覚悟で進んでる」。その思いは五輪代表としての集大成にもつながる。2大会ぶりのメダル獲得へ。36歳のベテランは「残り少ない日々で築きあげていきたい」と力強く語った。

続きを表示

2021年7月2日のニュース