橋本聖子会長「安心してママアスリートに来ていただける環境を整えたい」乳児同伴来日OKに

東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長
Photo By スポニチ

　東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長が2日、定例記者会見を行った。

　新型コロナウイルス対策で五輪に参加する選手の家族の入国は過去大会よりも制限されているが、参加する女子選手が乳児を育てている場合、同伴での来日が認められることになった。

　橋本会長は「過去大会からずっと見てきて、ご家族と触れあう場というのは選手村の中でやってきた。小さなお子様、そして、ご家族は選手にとって大変重要な1つのチーム。特に乳児のお子さんを連れて復帰をされて世界最高峰のパフォーマンスをしている女性アスリートは素晴らしい」とする一方で、「コロナ禍において乳児の安全安心を確保できるのか心配もあった」と言う。

　「ただ、女性アスリートの方からNOC（各国オリンピック委員会）を通じて『ぜひ』という声があった。選手村には入れないが会っていただく場所、こちらが指定した管理されるホテルや滞在先を確保させていただいて、そこで授乳、あるいは会っていただくのが可能となるように、しっかりした環境整備をさせていただく。安心してママアスリートに来ていただける環境を整えたい」と話した。