人気業師の宇良へ母校の関学大が学長賞を授与 「光栄。一日一番を全力で取り組みたい」

[ 2021年7月2日 15:07 ]

幕内復帰の宇良
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 4日に初日を迎える大相撲名古屋場所(愛知・ドルフィンズアリーナ)で21場所ぶりに幕内復帰した人気業師で西前頭13枚目の宇良(29=木瀬部屋)が母校の関学大から学長賞を授与されることになった。2日、関学大が発表した。

 同大の学長賞は輝かしい成績を収めた同窓生に贈られ、これまでプロ野球阪神・近本光司外野手、陸上男子100メートルで先日の日本選手権を制して東京五輪代表に内定した多田修平らが受賞しており、宇良は4人目となる。式典を行わず、名古屋場所後に賞状と記念品を贈るという。

 宇良は同大広報室を通じて次のようなコメントを寄せた。
 「学長賞を授与いただき、たいへん光栄に存じます。このたび、おかげさまをもちまして幕内に復帰することができ、場所に向けてのさらなる励みとなりました。いただいたご声援を力に変え、私からも相撲を通じてたくさんの方に元気や勇気を与えられるよう、一日一番を全力で取り組みたいと思います」

 村田治学長のコメントは次のとおり。
 「2度の大けがで序二段まで番付を下げたにもかかわらず、不屈の闘志で幕内まで復帰されました。努力と鍛錬のたまものだと思います。コロナ禍のなか、母校関西学院大学の後輩たち、学生や教職員に大きな勇気を与えてくれました。その努力と頑張りに関西学院大学として、学長賞を贈りたいと思います」

 宇良は初日に東14枚目の大奄美、2日目に西14枚目の千代ノ皇と対戦する。

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2021年7月2日のニュース