錦織 2回戦敗退、ミス重ね力尽きる 2大会連続メダル狙う五輪に暗雲

[ 2021年7月2日 05:30 ]

テニス ウィンブルドン選手権第4日 ( 2021年7月1日    英ロンドン・オールイングランド・クラブ )

ウィンブルドン選手権男子シングルス2回戦で敗れた錦織(ロイター)

 男子シングルス2回戦で世界ランキング53位の錦織圭(31=日清食品)が同78位のジョーダン・トンプソン(27=オーストラリア)に5―7、4―6、7―5、3―6で敗れた。

 東京五輪前の最後の大会で、錦織が2回戦で姿を消した。第1セットは5―6の第12ゲームでブレークを許すと、第2セットは4―5の第10ゲームでサービスゲームをキープできなかった。第3セットは劣勢をはね返して奪い返したが、第4セットで力尽きた。試合時間は3時間5分。凡ミスが相手の2倍以上の49回を数え、流れに乗れなかった。

 前日の1回戦突破で4大大会通算勝利数が100の大台に到達。芝での自信を深めつつあったが、15年大会以来6年ぶり(昨年はコロナ禍で中止しており5大会ぶり)に3回戦進出を逃した。次戦は東京五輪が待つ。シングルスと、マクラクランとペアを組むダブルスに出場予定で「賞金もランキングポイントもないが、五輪は特別なもの」と16年リオ五輪に続く2大会連続のメダルを目指す。

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2021年7月2日のニュース