アデトクンボ故障欠場もバックスが3勝目 47年ぶりのファイナル進出に王手

[ 2021年7月2日 11:45 ]

ベンチで戦況を見守るバックスのG・アデトクンボ(AP)
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 NBA東地区決勝の第5戦が1日にウィスコンシン州ミルウォーキーで行われ、第3シードで地元のバックスが123―112(前半65―56)で第5シードのホークスを下して3勝2敗。47年ぶり3度目のファイナル進出に王手をかけた。

 バックスでは2018年と19年両シーズンでMVPとなったヤニス・アデトクンボ(26)が第4戦(6月29日)で左膝を負傷。じん帯断裂など大きな故障にはつながらなかったものの第5戦は欠場した。しかしドリュー・ホリデー(31)が25得点と13アシスト、クリス・ミドルトン(29)は26得点と13リバウンド、8アシストをマークするなど東京五輪の米国代表コンビが活躍。センターのブルック・ロペス(33)はプレーオフ自己最多の33得点と4ブロックショット、アデトクンボに代わって先発したボビー・ポーティス(26)も22得点と8リバウンドを稼いでペイント内でのチームスコアでは66―36と圧倒した。

 バックスは第4戦で一度もリードを奪えないままに22点差で完敗を喫したが、地元での第5戦では逆に一度もリードを許さない「WIRE・TO・WIRE」でリベンジ。本拠地ファイサーブ・フォーラムに集結した1万6000人の地元ファンを歓喜させた。

 ホークスでは今ポストシーズンで29・8得点を挙げていたポイントガードのトレイ・ヤング(22)が第3戦で審判の足と絡んで右脚を痛めたために2試合連続で欠場。ボグダン・ボグダノビッチ(28)が28得点、ジョン・コリンズ(23)が19得点をマークし、ヤングに代わって2試合連続で先発したルー・ウィリアムス(34)は17得点を挙げたものの勝機はつかめなかった。
 
 <東地区決勝の結果と日程>
 ▼第1戦(6月23日=ミルウォーキー)●バックス113―116〇ホークス
 ▼第2戦(6月25日=ミルウォーキー)〇バックス125―91●ホークス
 ▼第3戦(6月27日=アトランタ)〇バックス113―102●ホークス
 ▼第4戦(6月29日=アトランタ)●バックス88―110〇ホークス
 ▼第5戦(7月1日=ミルウォーキー)〇バックス123―112●ホークス
 ▼第6戦(7月3日=アトランタ)
 ▼第7戦(7月5日=ミルウォーキー)
 *日付は現地時間。第7戦の実施は結果次第

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