白鵬 名古屋場所出る!!6場所連続休場中も宮城野親方「気持ちは落ちていない」

[ 2021年7月2日 05:30 ]

横綱・白鵬
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 大相撲で6場所連続休場中の横綱・白鵬(36=宮城野部屋)が1日、名古屋場所(4日初日、ドルフィンズアリーナ)に出場することが決まった。師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)が明言した。

 史上最多44度の優勝を誇る白鵬は3月の春場所を右膝痛の悪化で途中休場。膝の手術を受け、5月の夏場所も全休した。昨年7月場所から休場を重ね、横綱審議委員会からは昨年11月場所後に引退勧告に次ぐ重さの「注意」を決議された。関係者によると休場を決断した春場所2日目の夜、師匠と「もう次はない」と最終確認。次に出場する場所での途中休場は引退に直結することを覚悟したという。宮城野親方はこの日、報道陣の電話取材に「(横綱の)気持ちは落ちていない。精いっぱいやって駄目だったら(引退)という感じは持っていると思う」と代弁した。

 白鵬は6月27日には名古屋入りし、愛知県豊田市の部屋宿舎で幕内・石浦や十両・炎鵬らと稽古を重ねている。階段昇降ができるまでに術後約1カ月を要し、主治医によると、病院屋外のリハビリ施設に部屋の稽古場の砂を持ち込む入念さで、足の感覚を養ってきたという。

 師匠は「体はだいぶ戻ってきた。“脚も痛くない”と言っていた。当たりも良くなったし、いい動きで相撲を取っていた」と順調な調整との見解を示すが、1年も休場を続ける状況は楽観視できない。序盤戦から若隆景、明生と伸び盛りの両小結らとの対戦が予想され、師匠は「取ってみないと分からない」と率直に漏らした。

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2021年7月2日のニュース