陸上・山県「大きな責任」五輪選手団主将就任決定、副主将は卓球・佳純「大変光栄」

[ 2021年7月2日 05:30 ]

山県亮太
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 日本オリンピック委員会(JOC)は1日、東京五輪日本選手団の主将に陸上男子100メートルで9秒95の日本記録を持つ山県亮太(29=セイコー)、副主将に卓球女子の石川佳純(28=全農)を選んだと発表した。陸上から主将が選出されるのは、12年ロンドン五輪男子やり投げの村上幸史以来。23日に国立競技場で行われる開会式で、そろって選手宣誓をする見通し。

 山県が18年ジャカルタ・アジア大会に続いて重責を引き受けた。6月25日の日本選手権男子100メートルで3位に入り、同種目と400メートルリレー代表に決定。リレーでは金メダルの期待がかかる山県は「自国開催の五輪において日本代表選手団主将を拝命し、大きな責任を感じています」と意気込みを語った。

 今後は山梨県富士吉田市で恒例のリレー合宿を行い、本番へ照準を合わせる。「国民の皆さまに少しでも前向きなニュースを届けられるように精いっぱい努めたい」とコメントした。

 JOCはジェンダー平等を意識して夏季五輪では初めて副主将を設置。女子卓球代表の主将を任されている石川は「副主将の重責を担わせていただくことを、大変光栄に感じる」と談話を発表した。石川は3日に壮行試合を行い、五輪本番に向けて仕上げていく予定となっている。

 開会式の入場行進で日の丸を掲げて選手団を先導する男女の旗手は後日発表される。米プロバスケットボールNBAの八村塁(23=ウィザーズ)、女子レスリングの須崎優衣(22=早大)で調整されている。

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2021年7月2日のニュース