五輪内定会見 陸上男子100メートル・山県亮太「自分の力を100%発揮しての決勝進出が目標」

[ 2021年6月28日 14:19 ]

山県亮太
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 東京五輪の代表選考会を兼ねた陸上・日本選手権(24~27日、大阪ヤンマースタジアム長居)で代表入りを決めた選手の記者会見が28日、行われた。

 男子100メートルの山県亮太(29=セイコー)は「厳しい100メートルの代表選考を勝ち上がってこられたのでそごくホッとしています。本番では自分の持てる力を100%発揮できるようにしっかり準備して決勝進出を目標にして頑張っていきたい」と意気込んだ。3度目の五輪になるが、「五輪という大きな舞台でパフォーマンスするのには初出場も3回目も変わらず、いい緊張感に包まれているので、自分の持てる力をしっかり発揮すればいい結果がついてくる舞台でもあると思っているので頑張りたいと思っています」と話した。

 また、新型コロナウイルスの影響について「普通に競技を続けていくのも大変だという状況の中で、あらためて自分が走る目的だったり、スポーツの意義みたいなものを自分なりに考えていく中で、陸上競技とかスポーツって楽しいなと思うことが出来て、そういったものをモチベーションにここまでやってきました」と振り返り、100メートル決勝のレースで靴ひもがほどけたことには「あれは一重に結んでいました。普段から(二重にはせず)一重で、これまでほどけたことはなかったので、いつも通りにやったつもりではあったんですけど。今回ほどけてしまったということで本番はそういうことがないように紐も引き締めてやっていきたい」とした。

 ◇山県 亮太(やまがた・りょうた)1992年(平4)6月10日生まれ、広島市出身の29歳。小学3年で陸上を始めた。AO入試で慶大に進学。12年ロンドン、16年リオ五輪の2大会に出場。リオ五輪男子400メートルリレーは1走を務め、銀メダル獲得に貢献した。21年6月6日の布勢スプリント(鳥取)で9秒95の日本記録をマーク。1メートル77、74キロ。

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