メダル圏内突入、泉谷駿介の110m障害13秒06 100mならどのレベル?

[ 2021年6月28日 12:17 ]

<陸上日本選手権>男子110メートル障害で日本新を出して優勝し、五輪切符を勝ち取った泉谷駿介(撮影・北條 貴史)
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 陸上・日本選手権(ヤンマースタジアム長居)の最終日の27日、男子110メートル障害で泉谷駿介(順大)が快記録をマークした。

 1・2メートルの追い風を受け、従来の日本記録を0秒10更新する13秒06のニューレコード。今季世界ランク3位と東京五輪でメダル圏内に突入した。

 男子100メートルの9秒台とは違い、記録の価値がピンと来ない人も多いかもしれない。泉谷の13秒06は世界陸連の採点表では1243点で、100メートルなら9秒90に相当。100メートルの今季世界ランクは1位がブロメル(米国)の9秒77、2位タイにブレーシー(同)とベイカー(同)が9秒85、4位にカーリー(同)が9秒86で続く。今季世界3位は100メートルなら9秒85相当。記録的な価値は、山県亮太(セイコー)が保持する日本記録9秒95よりも高いといえる。

 110メートル障害は五輪、世界選手権を通じて日本勢の決勝進出はない。東京五輪では8月3日に予選、4日に準決勝、5日に決勝。順大4年が、国立競技場で歴史を塗り替える。

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2021年6月28日のニュース