五輪内定会見 陸上男子110メートル障害・泉谷駿介「13秒06をコンスタントに」

[ 2021年6月28日 14:33 ]

<陸上日本選手権>男子110メートル障害で日本新を出して優勝し、五輪切符を勝ち取った泉谷駿介(撮影・北條 貴史)
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 東京五輪の代表選考会を兼ねた陸上・日本選手権(24~27日、大阪ヤンマースタジアム長居)で代表入りを決めた選手の記者会見が28日、行われた。

 男子110メートル障害の泉谷駿介(21=順大)は「今回13秒06というタイムを出したので、そのタイムをコンスタントに出せるようにして、決勝でも勝負に食らいついていければと思っています」と抱負を述べた。

 五輪が1年延期となったことはプラスにとらえた。「僕は昨年ケガが多くて。昨年だけで肉離れを3回やったりしていたので、五輪の延期は自分としてはチャンスと思ってモチベーション上げて取り組んできた」。自身初の五輪が自国・東京開催となり「プラスにして一つ一つの出来事を目に焼き付けて今後の試合に活かしていけたら」と意気込んだ。

 決勝では13秒06(追い風1・2メートル)の驚異的な日本新を出して初優勝した。今季世界3位、16年リオデジャネイロ五輪では金メダルの記録にあと0秒01に迫るタイム。従来の自己記録を0秒24も縮め、2位に入った金井大旺(25=ミズノ)が持っていた13秒16の日本記録を大幅に塗り替えた。

 ◇泉谷 駿介(いずみや・しゅんすけ)2000年(平12)1月26日生まれ、神奈川県出身の21歳。緑が丘中で陸上を始める。中学では短距離と四種競技に取り組み、武相高時代の17年には全国高校総体の八種競技で優勝、三段跳びで3位に入った。順大進学後に110メートル障害に軸足を置き、19年日本選手権2位。同年の世界選手権は負傷棄権した。1メートル76、70キロ。

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