東京五輪7人制ラグビー組み合わせ決定 男子はリオ金&銀と同じ“死の組”に

[ 2021年6月28日 19:36 ]

東京五輪7人制ラグビー男子日本代表の松井千士主将(中央)ら(C)JRFU
Photo By 提供写真

 国際統括団体ワールドラグビー(WR)は28日、東京五輪の7人制ラグビー男女の1次リーグ組み合わせを発表した。16年のリオデジャネイロ五輪で4強入りした男子は、同五輪で金メダルのフィジー、同銀メダルの英国、国際サーキット大会のワールドシリーズでも優勝実績があるカナダと同じB組に入った。リオ五輪10位の女子は、同五輪金メダルのオーストラリア、米国、中国と同じC組に。目標のメダル獲得へ、いずれも厳しい組み合わせとなった。

 組み合わせ決定を受け、日本協会は男女両ヘッドコーチ(HC)のコメントを発表。現在、北海道札幌市で合宿中を行っている男子の岩渕健輔HCは「本番を前に、世界各地で行われた地域大会を見ても、とてもレベルの高い試合が続いている。本番はどの組に入っても非常にハードな戦いになるが、対戦相手ごとの具体的な戦術について落とし込みを始めている。われわれの組は、前回のリオ五輪で勝てなかった金メダルのフィジー、銀メダルの英国、そしてこれまで大きな大会で苦戦を強いられてきたカナダとなったが、あと30日、できうる限りの準備をしていく」とコメント。“死の組”を勝ち抜くため、さっそく対策に取り組んでいる様子を明かした。

 一方、沖縄県読谷村で合宿を行っている女子のハレ・マキリHCは「組み合わせが決まったからといって私たちの五輪への準備が変わるわけではないが、今後は対戦していくチームによって、どこに重点を置くかを決めていくことができる」と冷静に受け止めた。

 東京五輪は7月23日に開幕。男子は同26~28日、女子は29~31日に、いずれも東京・味の素スタジアムで行われる。

続きを表示

2021年6月28日のニュース