五輪内定会見 男子走り幅跳び・橋岡優輝 五輪メダルへ「残り1カ月、やるべきことを一つずつこなす」

[ 2021年6月28日 14:38 ]

男子走り幅跳び決勝、8メートル36で優勝を飾った橋岡優輝(撮影・北條 貴史)
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 東京五輪の代表選考会を兼ねた陸上・日本選手権(24~27日、大阪ヤンマースタジアム長居)で代表入りを決めた選手の記者会見が28日、行われた。

 男子走り幅跳びの橋岡優輝(22=富士通)は「まずは五輪の代表になることができて一安心しています。五輪ではメダル獲得を目標にしているので、残り1カ月、やるべきことを一つずつこなしていければいいのかなと思っています」と述べた。

 五輪の1年延期をプラスにとらえ「昨年5月くらいに五月病みたいになったんですけど。今となっては大変な状況での開催にはなると思うけど、すごく楽しみになってきています。そういう楽しみも含めて1年蓄えられたのかなと思います」と語った。

 自国開催される五輪への出場が内定し「出場できる機会は競技人生みてもほとんどないことだと思う。社会人1年目という比較的若い段階で、今後の陸上人生においてもポイントになってくるような試合になってくるとは思います。この五輪での結果がどうなるかで決まっていくのかなと思う試合です」と位置づけを語った。


 日本選手権ではいきなり2回連続失敗。3本目に記録を残さなければ上位8人の4本目以降へ進めない崖っ縁まで追い込まれた。それでも試技の前に頬を叩いて気合を入れると、8メートル27の大ジャンプ。ピンチを切り抜けると6回目には日本歴代2位となる8メートル36を跳んで、2年ぶり4度目の優勝を決めた。

 ◇橋岡 優輝(はしおか・ゆうき) 1999年(平11)1月23日生まれ、埼玉県出身の22歳。男子走り幅跳びで16年に全国高校総体優勝。17年から日本選手権3連覇。19年はユニバーシアード夏季大会を制し、世界選手権で8位入賞した。東京・八王子学園八王子高、日大出、富士通。1メートル83、77キロ。

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