さすがのタフネス!上野 3連投で今季初勝利、五輪4連投も「可能です」

[ 2021年5月10日 05:30 ]

第54回日本女子ソフトボールリーグ1部第5節   ビックカメラ高崎4―3デンソー ( 2021年5月9日    群馬県・高崎市ソフトボール場 )

<ビックカメラ高崎・デンソー>4回途中からリリーフし、勝利投手となったビックカメラ高崎・上野(日本ソフトボール協会提供)
Photo By 提供写真

 第5節の6試合が行われ、ビックカメラ高崎はデンソーに4―3でサヨナラ勝ちし、8勝3敗で単独首位に立った。日本代表のエース・上野由岐子投手(38)は4回途中からリリーフ登板。3連投となったが、3回1/3を1失点に抑えて今季初勝利を挙げ、東京五輪前最後のリーグ戦を締めくくった。また、トヨタ自動車の日本代表左腕・後藤希友(20)は豊田自動織機戦でノーヒットノーランを達成した。

 1―2の4回2死二、三塁からマウンドに上がった上野は、日本代表主将の山田を三ゴロに打ち取ってピンチを切り抜けた。6回には一発も浴びたが、3回1/3を投げて1安打1失点4奪三振。「(本塁打は)選んだ球種、コース、投げ方が“なるほど”と思った。今打たれて良かったし、必ず次に生きる」。変化球を続ける時はより制球に注意することを再確認し、納得の表情だった。

 右脇腹肉離れからの復帰登板となった7日の伊予銀行戦から3連投となったが、上野は「ショートイニングでは初めてだったけど、意外と楽で“これはいいな”と思った」と笑い飛ばす。東京五輪では7月24日の1次リーグ・イタリア戦から4連投する可能性もあるが、「今の使われ方だと可能ですね」と頼もしかった。

続きを表示

2021年5月10日のニュース