神戸製鋼 無敗記録24試合でストップ、日和佐「勝ち続ける難しさ感じた」、まさかの逆転負けで連覇消える

[ 2021年5月10日 05:30 ]

ラグビートップリーグ プレーオフT準々決勝   神戸製鋼21―23クボタ ( 2021年5月9日    エコパ )

<クボタ・神戸製鋼>クボタに敗れ、肩を落とす神戸製鋼(左から)スミス、中島、ラファエレ、日和佐(撮影・吉田 剛)
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 神戸製鋼が14人のクボタに屈した。後半にSH日和佐、WTB山下楽のトライなどで一時は逆転。1点リードの同36分、WTBファンデンヒーファーに逆転のPGを許した。残り時間はボールをキープされ、敗戦を告げるホーンが鳴った。

 17点を追う前半29分、相手SOが危険なタックルで一発退場。攻勢に転じる状況は整ったが、度重なるミスで好機をつぶした。同36分はNo・8ナエアタがインゴール右隅でノックオン。後半17分は敵陣深くで途中出場のフランカー橋本大がボールを落とした。続出したハンドリングエラーが致命傷になった。

 日本一に輝いた18年度シーズンから続くリーグ戦とプレーオフの無敗は24試合で止まった。共同主将の日和佐は「勝ち続ける難しさを感じた」と潔く敗戦を受け入れた。

 屋台骨を支えるロックのレタリックは今季で契約が満了。選手は総じて年齢が高く、今後の不安は尽きない。来季から新リーグへ移行するため、03年度に産声をあげた現行のトップリーグは今回が最後。歴史を彩ってきた初代王者に試練の時が訪れた。

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2021年5月10日のニュース