佐藤幸 安定飛行で6位、一定の満足感示す ジャンプ世界フライング

[ 2020年12月14日 05:30 ]

フライング世界選手権で6位となった佐藤幸椰(AP)
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 ノルディックスキー・ジャンプ男子フライング世界選手権が 12日にスロベニア・プラニツァで行われ、個人(ヒルサイズ=HS240メートル)の後半が行われ、佐藤幸椰(雪印メグミルク)は合計835・1点で6位に入った。3回目は228メートル、4回目は229メートルで、11日の前半6位から順位を上げられなかった。佐藤慧一(雪印メグミルク)は17位、小林陵侑(土屋ホーム)は19位にとどまった。前半首位のカール・ガイガー(ドイツ)が240・5メートル、231・5メートルを飛んで877・2点で逃げ切り、初優勝した。

 佐藤幸はK点(200メートル)を20メートル以上、上回る飛躍を4回重ねた。今季を象徴するような安定した内容で6位に入った。この日は、空中で姿勢がぶれないようにするため、体を「くの字」にして腹の辺りにゆとりを持たせるようなフォームを意識。「ここまで(W杯を含め)ほぼシングルの順位で来ているのは初めて。今の位置を続けることで、トップに近づけるきっかけが見つかる」と一定の満足感を示した。

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2020年12月14日のニュース