トランポリン五輪代表・森ひかる 本調子遠く2位…難度落とした構成も演技乱れた

[ 2020年12月14日 05:30 ]

演技を終え浮かない表情の森(撮影・西海健太郎) 
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 トランポリンのジャパンオープン最終日が13日に川崎市とどろきアリーナで行われ、女子個人決勝は東京五輪代表で19年世界選手権女王の森ひかる(金沢学院大ク)が54・235点で2位だった。世界選手権2位の土井畑知里(三菱電機)が54・510点で優勝。男子個人は17歳の西岡隆成(キタイスポーツク)が61・200点で制し、五輪代表の堺亮介(バンダイナムコアミューズメント)は7位だった。

 決勝を終えた森は小さく首をひねった。8位に終わった11月の全日本選手権と同様に難度を落とした構成だったが、高難度の3回宙返り後の4本目の演技が乱れ、本来の力を出すことができなかった。日本体操協会の丸山章子女子強化本部長は「まだまだ本調子ではない」とした一方で「予選の内容は良かった」と評価。腰痛などで体調は万全ではないようで、五輪に向けては「体を一からつくり直して、テクニカルな部分を完成できるかどうか」と見通しを語った。

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2020年12月14日のニュース