柔道ロンドン五輪銀メダリスト・中矢力が引退 来年1月からコーチ就任

[ 2020年12月14日 15:37 ]

中矢力(2015年撮影)
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 ALSOK柔道部は14日、柔道男子73キロ級・中矢力選手(31)が現役を引退し、来年1月から同柔道部のコーチに就任することを発表した。

 「ALSOK柔道部に所属しております、ロンドンオリンピック銀メダリスト柔道男子73㎏級の中矢力選手が、現役を引退することとなりました。今後はALSOK柔道部のコーチとして、所属選手のサポートをしていただくことも併せてお知らせいたします」と報告。17日に引退会見を行うことも伝えた。

 中矢選手は、2012年4月入社。主な成績はロンドンオリンピック銀メダル(2012年)、世界柔道選手権大会優勝(2011年・2014年)、世界柔道選手権大会準優勝(2015年)、全日本選抜柔道体重別選手権大会優勝(2012年・2013年)、全日本選抜柔道体重別選手権大会準優勝(2014年・2016年)、全日本選抜柔道体重別選手権大会第3位(2015年・2017年)、グランドスラム・東京優勝(2013年)、グランドスラム・パリ優勝(2011年)、グランドスラムリオデジャネイロ優勝 (2011年)。

 以下、中矢選手のコメント

 私、中矢力は年内を持ちまして現役を引退することを決意いたしました。

 これまで所属のALSOKをはじめ、本当に多くの方々にサポートしていただきながら、最高の環境の中で様々なライバル達と切礎琢磨しながら柔道家として成長させていただけたことに、今は感謝の気持ちで一杯です。

 私の柔道人生を振り返ると、2012年のロンドンオリンピックで銀メダルを獲得することができました。メダルの色こそ悔いの残るものではありましたが、オリンピックという大舞台での敗退を味わったからこそ精神的に成長でき、2014年の世界大会で世界一に返り咲くことができたことは、私にとってかけがえのない経験となりました。

 そして今後は柔道界に恩返しできるよう、私を導き、成長させてくださった先生方のような愛情あふれる指導者になりたいと考えており、2021年1月よりALSOK柔道部コーチとして所属選手のサポートをしながら、26年間の柔道経験を活かしていけるよう日々精進してまいります。

 最後にこれまで沢山のご声援を本当に有難うございました。心より感謝申し上げます。中矢 カ

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