パラ卓球男子シングルス、浅野が連覇達成「勝って初めて泣きそうになった」

[ 2020年12月14日 05:30 ]

決勝第4ゲームで卓球台から離れた位置から鋭いショットでポイントを挙げた浅野
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 パラ卓球ジャパン・チャンピオンシップ最終日が神奈川県立スポーツセンターで行われた。知的障がいクラスで争われ、東京パラリンピック代表内定選手同士の対戦となった13日の男子シングルス決勝は浅野俊(19=PIA)が3―1で竹守彪(27=TOMAX)を破って2連覇を達成した。女子は山口美也(18=滋賀県連盟)が初優勝した。

 2年続けて同じ顔合わせとなった男子シングルス決勝は、浅野が雪辱を狙った竹守を返り討ちにした。第2ゲームを落とし「取らせるべきではなかった」と漏らしたが、社会人となって初のタイトルには感慨深げだった。今春に長崎・瓊浦(けいほ)高を卒業して医療機器製造販売の企業に就職して上京。練習環境整備で支援を受けるが「高校と違って同級生や仲間がいない。プレッシャーもあって毎日苦しかった。試合で勝って初めて泣きそうになった」と息をついた。

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2020年12月14日のニュース