24分間の激戦から一夜 柔道阿部一二三 今年の漢字は「成」

[ 2020年12月14日 14:48 ]

阿部一二三
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 柔道男子66キロ級で、13日に行われた日本柔道界史上初のワンマッチ代表決定戦を制して東京五輪代表に内定した阿部一二三(23=パーク24)が14日、オンラインでの一夜明け会見に臨み、「改めて見返すと、凄く濃い、24分間の試合だったなと思う。しっかり最後まで集中を切らさずに自分の柔道を貫けた。そこが一番の勝因だったかなと思う」と振り返った。

 前日の試合後には、夜遅くになって女子52キロ級五輪代表の妹・詩(日体大)と面会。試合直後は母・愛さんと抱き合って感涙し、ツイッターでも「尊敬します。全身震えてました」などとつづっていた詩だが、実際に会った際は「僕の前では正直にならなかったというか、震えたとか言ってなかった」と妹のツンデレぶりを告白。それでも「うれしそうな顔を見られたので、少しホッとした。やっと兄妹で五輪優勝を目指せると思った」と話した。

 阿部自身の今年の漢字には、「成長できた1年」として「成」を挙げた。東京五輪開幕まで、あと221日。今後もさらなる成長を遂げて、悲願の金メダルをつかみ取る覚悟だ。

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