AFC地区首位同士の一戦はビルズが快勝 スティーラーズは開幕11連勝のあと連敗

[ 2020年12月14日 13:26 ]

ビルズを引っ張ったQBジョシュ・アレン(AP)
Photo By AP

 NFLは13日に第14週の14試合を各地で行い、AFC東地区首位のビルズは地元バファロー(ニューヨーク州)で同北地区首位のスティーラーズを26―15(前半9―7)で退けて3連勝で10勝3敗。ここ7戦で6勝目を挙げ、レギュラーシーズン残り3試合となった段階で同地区2位のドルフィンズに2ゲーム差をつけた。

 3季目を迎えているQBジョシュ・アレン(24)は43回中24回のパス成功で238ヤードと2TDをマーク。ビルズのシーズン2ケタ勝利は2季連続(昨季10勝6敗)となった。

 ビルズは3―7で迎えた第2Qの終了間際、コーナーバックのタロン・ジョンソン(24)がスティーラーズのQBベン・ロスリスバーガー(38)のパスをインターセプト。そのまま51ヤードを走破してエンドゾーンに飛び込み、試合をひっくり返した。

 開幕11連勝を飾っていたスティーラーズは、前週のワシントン・フットボールチーム戦に続いて黒星。QBロスリスバーガーのパス獲得は187ヤード(2TD)に終わり、要所で2度インターセプトを喫して敗れ去った。AFCでは西地区で5季連続の優勝を決めたチーフスが12勝1敗でカンファレンス全体の首位。プレーオフでのAFC第1シードをチーフスと争っているスティーラーズにとっては手痛い連敗となった。

 前週にスティーラーズに勝っているワシントン・フットボールチームは、アリゾナ州グレンデールでホーム扱いの49ersを23―15(前半13―7)で下して4連勝。ジャイアンツがカージナルスに7―26(前半0―13)で敗れて連勝が4で止まり、今季成績が5勝8敗となったために、6勝7敗と勝率5割未満ながらNFC東地区の首位に立った。ただし4連勝のキーマンとなっていたQBアレックス・スミス(36)が2018年に骨折している右脚を痛めて後半は欠場。レギュラーシーズンの残り3試合に出場できるかどうかは微妙になってきた。

 NFC北地区首位のパッカーズは敵地デトロイト(ミシガン州)でライオンズを31―24(前半14―14)で退けて10勝3敗。AFC西地区のチーフスに続いて地区優勝(2季連続)が確定した。

 タイタンズに敗れたジャガーズは12連敗。ジェッツはシーホークスに完敗を喫し、開幕から白星なしの13連敗となった。

 なお昨季のスーパーボウルでMVPとなったチーフスのQBパトリック・マホームズ(25)の今季パス獲得が4000ヤードを突破(4208ヤード)。デビューからの4シーズンで3度、4000ヤード以上をパスで記録したのはダン・マリーノ(元ドルフィンズ)とペイトン・マニング(元コルツ)に続いて史上3人目となった。

 ▼10日
*ラムズ(9勝4敗)24―3ペイトリオッツ(6勝7敗)

 ▼13日
*ベアーズ(6勝7敗)36―7テキサンズ(4勝9敗)
カウボーイズ(4勝9敗)30―7*ベンガルズ(2勝1分け10敗)
チーフス(12勝1敗)33―27*ドルフィンズ(8勝5敗)
カージナルス(7勝6敗)26―7*ジャイアンツ(5勝8敗)
*バッカニアーズ(8勝5敗)26―14バイキングス(6勝7敗)
ブロンコス(5勝8敗)32―27*パンサーズ
タイタンズ(9勝4敗)31―10*ジャガーズ(1勝12敗)
コルツ(9勝4敗)44―27*レイダース(7勝6敗)
*シーホークス(9勝4敗)40―3ジェッツ(13敗)
パッカーズ(10勝3敗)31―24*ライオンズ(5勝8敗)
*イーグルス(4勝1分け8敗)24―21セインツ(10勝3敗)
*チャージャーズ(4勝9敗)20―17ファルコンズ(4勝9敗)
ワシントン(6勝7敗)23―15*49ers(5勝8敗)
*ビルズ(10勝3敗)26―15スティーラーズ(11勝2敗)

 ▼14日
*ブラウンズ(9勝3敗)―レイブンズ(7勝5敗)

 *はホームチーム

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月14日のニュース