高木美帆 アクシデントも1500メートル優勝 タイムには不満「考える経験になった」

[ 2020年11月23日 05:30 ]

スピードスケート 全日本選抜競技会八戸大会最終日 ( 2020年11月22日    YSアリーナ八戸 )

女子1500メートルで優勝した高木美帆
Photo By 代表撮影

 女子1500メートルは世界記録保持者の高木美帆(26=日体大職)が1分55秒60で優勝した。男子1万メートルは土屋良輔(25=メモリード)が自らの国内最高記録を0秒56更新する13分16秒10のタイムで制覇。男子1500メートルは山田将矢(24=日本電産サンキョー)が1分46秒65で頂点に立った。

 アクシデントに対応しきれず、高木美は目標タイムに届かなかった、代表撮影。直前に滑った選手が転倒して担架で運ばれ、氷上で10分ほど待機。微妙に体が冷えたことで思うような滑りができず「結構レースに出ているが、こういう経験はあまりない。体が疲れないように、かといって冷やしすぎないように計算して考えるべきだった」と反省した。

 前半は想定通りのラップを刻んだが、700~1100メートルで失速。ラストの400メートルも伸びず「世界で戦うためには1分54秒台が必要」と不満げだった。それでも、22年北京五輪でも起こり得るアクシデントを経験できたことは収穫。転倒した選手の身を案じた上で「こういうこともあり得るんだと考える経験になった」と前向きに捉えた。

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2020年11月23日のニュース