貴景勝 本割敗れ優勝決定戦までの心境は「何も考えず、ただぶつかっていきました」

[ 2020年11月23日 05:30 ]

大相撲11月場所千秋楽 ( 2020年11月22日    両国国技館 )

<11月場所千秋楽>優勝力士インタビューを受ける貴景勝(撮影・久冨木 修)
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 大関・貴景勝が13勝2敗で並んだ元大関で小結の照ノ富士との優勝決定戦を押し出しで制し、18年九州場所以来2度目の優勝を飾った。

 【貴景勝に聞く】
  ――優勝を決めてどんな思いが浮かんだ。
 「1人では優勝できなかった。どんな時でも懐で守ってくれた千賀ノ浦親方、おかみさんはじめ部屋のみんな、普段から自分をサポートしてくれる皆さんのおかげで、こういう成績を残せた。本当に感謝の気持ちです」

 ――本割で敗れて決定戦までの心境は?
 「本割は自分なりに集中していきましたけど力及びませんでした。負けてできることは、もう無心になって自分が挑戦者として、新弟子のころから目指したもの、何も考えず強くなりたかった自分を意識しながら、何も考えず、ただぶつかっていきました」

 ――来場所は綱獲り。
 「小学校から相撲をやってきて毎日強くなりたいと思ってやってきている。(初場所まで)あと2カ月間、一生懸命やって強ければ勝つし、弱ければ負ける。一生懸命、自分と向き合ってやっていきたい」

 ――土俵下の優勝インタビューが初場所以来に再開された。
 「自分たちは相撲ファンに支えられている。3月はお客さんゼロで燃えてくるものが…一生懸命やりましたが。(7月場所で)2500人になり(今場所は)5000人で熱気が違った」

 ――何か食べたいものは?
 「15日間、栄養重視でご飯を食べたので、好きなものを食べたい」

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2020年11月23日のニュース