古江彩佳 2週連続V“ミレニアム世代”止まらん20歳!年内最終戦で最年少3週連続優勝へ

[ 2020年11月23日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 大王製紙エリエールレディース最終日 ( 2020年11月22日    愛媛県 エリエールGC松山=6545ヤード、パー71 )

優勝カップを手に笑顔の古江(撮影・井垣 忠夫)
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 首位スタートの“ミレニアム世代”古江彩佳(20=フリー)が69をマークし、通算15アンダーで先週の伊藤園レディースに続く今季ツアー3勝目、通算では4勝目を挙げた。26日開幕の年内国内最終戦、ツアー選手権リコー杯で史上最年少の3週連続優勝に挑む。首位に2打差の2位から出た“新世紀世代”笹生優花(19=ICTSI)は通算9アンダーの3位。14位から出た“黄金世代”渋野日向子(22=サントリー)がこの日のベストスコア66で回り、通算8アンダーで今季自己最高の5位に入った。

 いつも冷静な古江が珍しく熱くなっていた。2位に4打差で迎えた最終18番グリーン上。ピン手前10メートルのバーディーパットを4メートル近くもオーバーさせ、返しのパーパットもカップの横をすり抜けて思わず苦笑いした。

 「ヒートアップしてボギーにして少し格好悪かったですね」。パーセーブ率1位(92・2195%)。日本で最もボギーを打たない堅実無比な20歳が少し冒険した瞬間。昨年10月の富士通レディースで達成した史上7人目のアマチュアVからわずか1年余で早くも4勝目。余裕すら感じられるVシーンだった。

 圧倒的な攻撃力を誇る日本のドラコン女王・笹生との最終日最終組対決も「楽しんでいました」と終始笑顔。2番で147ヤードの第2打を60センチに寄せてこの日最初のバーディーを奪うと6、9、10番とバーディーを重ね、7番でダブルボギーを叩くなどもたつく笹生との差は7打に。黄金世代を脅かす2世代のエース対決は終盤戦を待たずに決着した。

 国内女子ツアープロの約7割がアイアンにスチールシャフトを装着する中、古江はより軽いカーボンシャフトを愛用している。しなりを利用して飛距離を稼ぐカーボンはスイングの強弱により飛距離や方向性のバラツキを生む欠点もあるが、古江のバランスとリズムを崩さないスイング制御能力は元世界ランク1位の宮里藍さんの全盛時と重なる。宮里さん自身が「私に似ている」と古江が用具契約するブリヂストン・スポーツのプロ担当者に話すほどだ。

 4日間大会を初制覇し、今季の勝ち星では笹生を頭一つリード。賞金額も一時5600万円近くあった差が約1600万円に。今週の最終戦で史上最年少での3週連続優勝を達成すれば、賞金女王レースで首位に立つ可能性もある。それでも本人は「目の前の試合を頑張るだけですから」と冷静。大記録を前に心の揺れはない。

 《3番目年少記録》20歳179日での2週連続Vは畑岡奈紗の18歳261日、宮里藍の19歳337日に次ぐ年少記録。古江が今週のLPGAツアー選手権で3週連続優勝を飾れば史上3人目。20歳186日での達成は史上最年少となる。20歳179日でのツアー4勝は宮里の19歳1日、畑岡の19歳295日に次ぐ史上3番目の年少記録。

 《勝者のクラブ》▼1W=ブリヂストンスポーツ・ツアーB・XD―3(ロフト角10・5度、シャフトの長さ45・25インチ、硬さS)▼3、7W=同ツアーB・JGR(15、21度)▼4、5UT=同ツアーB・JGR(22、25度)▼6I~PW=同ツアーB・X―CB▼ウエッジ=同ツアーB・XW―1(50、54度)、同ツアーB・XW―F(58度)▼パター=オデッセイ・ストロークラボTEN(マレット型)▼ボール=ブリヂストンスポーツ・ツアーB・XS

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