千賀ノ浦部屋 来年1月にも名称変更 親方の年寄名跡が「常盤山」に

[ 2020年11月23日 05:30 ]

大相撲11月場所千秋楽 ( 2020年11月22日    両国国技館 )

<11月場所千秋楽>賜杯を八角理事長(右)から受け取る貴景勝(撮影・久冨木 修)
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 貴景勝が所属する千賀ノ浦部屋が、早ければ来年1月にも部屋の名称を変更することが22日、分かった。65歳の定年後、再雇用制度で日本相撲協会に残っている先代千賀ノ浦の常盤山親方(元関脇・舛田山)が70歳を迎える来年4月に任期満了となるが、それに伴い師匠の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)の年寄名跡が常盤山に戻るため、名称も変更されるという。

 千賀ノ浦親方は元々、年寄・常盤山で、旧貴乃花部屋(元横綱・貴乃花)の部屋付き親方だった。先代千賀ノ浦親方が定年を迎えるにあたり、年寄名跡を交換して千賀ノ浦を襲名した。その後、旧貴乃花部屋の消滅に伴い、貴景勝や貴源治らが移籍してきて“新生”千賀ノ浦部屋として再出発していた。

 先代の再雇用任期は来年4月までだが、協会関係者によると千賀ノ浦親方が関係者らに千賀ノ浦部屋として戦うのは今年が最後になると伝えていたもようだ。先代も関係者に「今場所が最後」とあいさつしているという。しばらくは、現在の東京都台東区にある同じ部屋が拠点になる。

 貴景勝にとっては初の綱獲りとなる初場所(1月10日初日、両国国技館)が、常盤山部屋の力士として本場所に臨むスタートになる可能性が高い。角界入りした貴乃花部屋で関取になり、千賀ノ浦部屋で大関に昇進。そして新たに「常盤山」の看板として最高位を目指す。

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2020年11月23日のニュース