鈴木亜由子が完全復活 55秒差逆転!日本郵政G大会新V2導いた

[ 2020年11月23日 05:30 ]

第40回全日本実業団対抗女子駅伝 ( 2020年11月22日    宮城県松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台 6区間42・195キロ )

第4中継所でJP日本郵政グループの宇都宮(左)からたすきを受け取り、走り出す鈴木(撮影・河野 光希)
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 日本郵政グループが2時間13分34秒の大会新記録で2年連続3度目の優勝を飾った。東京五輪マラソン代表の鈴木亜由子(29)が2位で迎えた5区(10キロ)で首位と55秒差を逆転してトップに立ち、故障からの復調をアピールした。エース区間の3区(10・9キロ)でハーフマラソン日本記録保持者の新谷仁美(32)が区間新記録を更新した積水化学が2位。3位は豊田自動織機。ワコールは4位で、東京五輪マラソン代表の一山麻緒(23)は3区で区間3位だった。

 今季ケガに泣いてきた鈴木が完全復活した。年始に右太腿裏肉離れで長期離脱し、その後も小さな故障などで状態が不安視されていたが、7・5キロすぎに首位の積水化学を捉えると一気に加速。55秒遅れてたすきを受けながら、29秒の貯金をつくりチームの2連覇を決定づけた。「ケガで試行錯誤してきたが、心身ともにタフさがついてきた。全員が今の力と持ち味を出してつかんだ連覇だったので本当にうれしい」。晩秋の杜の都に“亜由子スマイル”がはじけた。

 故障が再発する恐怖を乗り越えた。大会直前には臀部(でんぶ)を痛めていたといい、全力を出すことで悪化する危険性もあった。それでも高橋昌彦監督から「区間賞を獲るには前半からいけばいい」と背中を押された鈴木は、前半から積極的に飛ばす走りで周囲を驚かせた。「怖さはあったけどチームの優勝のためには行かなきゃいけないという思い。少しは新しい自分に挑戦できたかな」と笑顔で振り返った。

 来春には東京五輪前最後のマラソン出場を予定している。ケガの出遅れでまだまだやりたい練習を残しているという29歳は「マラソンの経験が少ないので経験を積みたい。練習の成果を試す舞台にする」と急ピッチで出遅れを取り戻す覚悟だ。

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