渋野日向子 プチッと…「悪いところが全て出た」46位に順位を下げる

[ 2020年10月10日 08:41 ]

全米女子プロ選手権第2ラウンド、2番でティーショットを放つ渋野日向子(AP)
Photo By AP

 女子ゴルフのメジャー第3戦、全米女子プロ選手権は9日、ペンシルベニア州ニュータウンスクエアのアロニミンクGC(6577ヤード、パー70)で第2ラウンドが行われ、13位から出た渋野日向子(21=サントリー)は2バーディー、7ボギーの75で回り通算5オーバーで46位に順位を下げた。

 第1日ラウンドはフェアウェーを外したのは1度。「イメージ通りに打てる回数が増えた」とショットに手応えをつかんだが、この日はフェアウェーキープ率が64%、パーオン率も55%に低下した。出だしの10番はティーショットを左のラフに曲げると第2打もグリーンを外しボギー発進。ティーショットがともに右に曲がった13、15番を落とし16番パー5は3打目のアプローチをミスしてボギーとした。なかなかチャンスを作れないなかで18番ではチップインバーディーを決めて前半は通算3オーバーで折り返し。後半に巻き返しを期したが、3番はパーパットがカップに蹴られ、4番もボギー。5番パー3で第1打を2・5メートルにつけてバーディーとするが、8番でティーショットを右のラフに入れてボギー。5つ落として第2ラウンドを終えた。メジャーの洗礼を浴びることになり「悪いところが全て出てしまった。13番のティーショットが右にいってしまい、そこでプチッとなってしまった。ひとつのミスから引きずってしまい、前半はなかなか切り替えができなった。かなり神経やられました」と振り返った。

 ホールアウトした段階ではカットライン上だったが、難しいピン位置だったこともありスコアを崩す選手が続出し、4戦連続で予選は通過した。「予選を通ってしまえば、こっちのもの。残り2日は、ゴルフ人生の集大成を出し切れるよう頑張りたい」と前を向いた。

 40位から出た畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は3バーディー、2ボギーの69で回り通算1オーバーで首位と5打差の19位に浮上。「(2つ落とした)最後の3ホールがもったいなかったが。我慢できるところは我慢できたと思う。ここからが勝負。明日もしっかり伸ばして離されないようにしたい」と週末の2日間を見据えた。河本結(22=リコー)もイーブンの70と踏ん張り通算2オーバーの24位、野村敏京(26=フリー)は72で回り通算6オーバーの62位で決勝ラウンド進出を決めた。

 26位から出て、7バーディー、2ボギーの65をマークしたキム・セヨン(韓国)が通算4アンダーで単独首位に浮上。ボギーなしの5バーディー、65で回ったジェニファー・カップチョ(米国)ら4人が通算3アンダーで2位につけた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年10月10日のニュース