渋野日向子、3差13位スタート「風と友達になれた」

[ 2020年10月10日 03:00 ]

米女子ゴルフツアー全米女子プロ選手権《第1日》 ( 2020年10月8日    ペンシルベニア州アロニミンクGC(6577ヤード、パー70) )

第1ラウンド、7番で笑顔を見せる渋野日向子(共同)
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 日没サスペンデッドとなり、渋野日向子(21=サントリー)は5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの70で回り、イーブンで首位と3打差の13位と好位につけた。畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は1バーディー、3ボギーの72、2オーバーで河本結(22=リコー)と並び40位。ブリタニー・リンシカム(35=米国)とケリー・タン(26=マレーシア)が67の3アンダーで首位に立った。

 大会前に「米国の中で一番難しい」と警戒していたモンスターコースは、想像以上に大きな壁だった。総距離は6500ヤード超え。170を超えるバンカーが待ち構え、硬いグリーンは起伏もある。だが、そんな難コースで渋野が踏ん張った。13位発進は、海外遠征6戦目で最高成績。「今日のゴルフは、凄く今までとちょっと違うと思える18ホールだった」と話した。

 安定したショットが、好成績の原動力となった。強い風が吹きつける中、フェアウエーを外したのは1度だけ。前戦までは抑えたショットも多用していたが、この日は1Wもアイアンも振り切り、チャンスを量産した。「米ツアーに出た中で、今日が一番風と友達になれた。上出来」と“しぶこ節”で手応えを口にした。

 5、8番でボギーとし流れを失いかけていた場面では、伝家の宝刀もサク裂した。6、9番でそれぞれバウンスバックに成功。9番パー5は残り80ヤードからの第3打をピン奥からバックスピンを利かせて2メートル戻して60センチにつける会心のショットを披露した。「去年よく言われていたバウンスバックも久しぶりにできてうれしかった」と声を弾ませた。

 ショットは復調するものの、パット数は33と前戦からグリーン上では苦戦した。12番では10メートルから4パットし、まさかのダブルボギー。「泣きそうになった」と落胆し、続く13番も落とした。終盤の2バーディーでイーブンに戻したが、パットが安定すれば、2日目以降の爆発も期待が持てる。ホールアウト後は日が暮れてもパットの調整を続けた渋野は「4パットはしないぞ!」と明るい表情を見せた。

 ▽バウンスバックの女王 ボギー以下の悪いスコアとしたホールの直後に、バーディー以上のスコアをマークする確率がバウンスバック率。昨年の渋野は26.0684で、2位の永峰咲希(22.1014)を抑えてツアー1位となり「女王」と呼ばれた。なお、今季は小祝さくらが8日現在で31.5789となっており、昨季の渋野を上回っている。

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