ヒートが執念の2勝目 バトラーがまたTダブル 30得点以上で2度達成は史上6人目

[ 2020年10月10日 13:01 ]

ジャンプシュートを放つヒートのバトラー(AP)
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 今季のNBA王者を決める「FINALS」は9日、フロリダ州オーランドで第5戦を行い、ヒート(東地区)が111―108(前半60―57)でレイカーズ(西地区)を退けて2勝3敗。足底筋膜の断裂と診断されているガードのゴラン・ドラギッチ(34)は4試合連続の欠場となったが、ジミー・バトラー(31)が47分の出場で35得点、12リバウンド、11アシストで第3戦(40得点+11リバウンド+13アシスト)に続いてこのシリーズで2度目のトリプルダブルを達成を挙げた。

 ファイナルで30得点以上を稼いでシリーズ2度目のトリプルダブルをマークしたのは、ウィルト・チェンバレン(元ウォリアーズほか)、マジック・ジョンソン(元レイカーズ=計3回)、ラリー・バード(元セルティクス)、ドレイモンド・グリーン(30=現ウォリアーズ)とこの日、対戦したレブロン・ジェームズ(35=計3回)に続いて史上6人目。バトラーは5つのスティールも稼いだほか、フリースロー(FT)も12本すべて成功させ、残り16・8秒に決めたFT2本が決勝点となった。先発したダンカン・ロビンソン(26)も7本の3点シュートなどでプレーオフ自己最多の26得点。わずか49秒休んだだけの“フル稼働”をやってのけたバトラーは「第7戦までいけるかどうかはわからないが全力を尽くす」と1勝3敗からの逆転Vに意欲をのぞかせた。

 ヒートは第4Qの序盤で11点をリードしながらレイカーズの反撃に苦しみ、第4Qの残り3分16秒からはリードする側が7回も入れ替わるシーソーゲーム。しかし最後はジェームズに「決めれば優勝」というシュートをさせずに逃げ切った。

 勝てば10年ぶり17回目のファイナル制覇だったレイカーズは108―109で迎えた残り7・1秒、ジェームズがゴール下からキックアウトしたボールをダニー・グリーン(33)が3点シュートを放ったがリングに嫌われ、リバウンドを拾ったマーキーフ・モリス(30)はシュートを放たずにゴール下にいたアンソニー・デービス(27)にパス。しかしボールはベースラインの外に出てしまうターンオーバーとなって無念の幕切れとなった。

 デレク・フィッシャー(元レイカーズほか)に並ぶプレーオフ最多の259試合目の出場(ファイナルは54試合目)となったジェームズは42分の出場でプレーオフ自己最多となる6本(試投9本)の3点シュートなどで40得点と13リバウンド、7アシスト、3スティールをマーク。デービスも第1Qの終了間際に右足首を負傷しながら28得点と12リバウンドをマークしたが、土壇場での接戦をものにできなかった。

 この日は1月26日にヘリコプターの墜落事故で死亡した故コービー・ブライアント氏への思いをこめて、同氏のニックネームだった「ブラック・マンバ(猛毒のヘビ)」をデザイン化した黒基調のユニフォームを着用。「20年間もこのチームに情熱を注ぎ込んだ1人の人間を象徴するもの。単なるユニフォーム以上の意味を持っている」と語っていたジェームズは、41歳でこの世を去ったレイカーズの“レジェンド”に敬意を表しながら第5戦を戦ったが、このユニフォームでの試合では5戦目で初黒星となった。

 なおジェームズのレギュラーシーズンとプレーオフを併せた通算得点は4万1704となり、カール・マローン(元ジャズほか=4万1689)を抜いて歴代単独の2位となった。

 <2020年ファイナルの結果と日程>

 ▼第1戦(9月30日)=○レイカーズ116―98●ヒート
 ▼第2戦(10月2日)=○レイカーズ124―114●ヒート
 ▼第3戦(10月4日)=○ヒート115―104レイカーズ
 ▼第4戦(10月6日)=○レイカーズ102―96●ヒート
 ▼第5戦(10月9日)=○ヒート111―108●レイカーズ
 ▼第6戦(10月11日)
 ▼第7戦(10月13日)

 *日付は米国時間

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