上地 4大大会初の日本人頂上対決制し2年ぶり全仏V 57分で大谷を圧倒

[ 2020年10月10日 05:30 ]

テニス 全仏オープン第13日 ( 2020年10月9日    パリ・ローランギャロス )

全仏・車いすの部女子シングルスを制した上地結衣(AP)
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 車いすの部女子シングルス決勝が行われ、男女ツアーを含めた4大大会史上初の日本人頂上対決は上地結衣(26=三井住友銀行)が大谷桃子(25=かんぽ生命)をストレートで下して2年ぶり4度目の全仏優勝を果たした。4大大会通算8勝目。男子ダブルス決勝で国枝慎吾(36=ユニクロ)グスタボ・フェルナンデス(26=アルゼンチン)組は第2シードの英国ペアに敗れ国枝は4大大会通算46個目のタイトルに届かなかった。

 優勝プレートを高く掲げた。4大大会決勝で初めて実現した日本人対決。歴史的一戦で上地が貫禄を示した。57分のストレートで試合を決め「とてもうれしい。冷静に判断して要所でしっかり(点を)取れた」と笑った。

 昨年は決勝初黒星で3連覇ならず。9月の全米オープンも決勝で敗れた。覇権を握るオランダ勢を相手に孤軍奮闘してきたが、そこに急成長の大谷が加わり「日本人同士の決勝は信じられないこと。東京パラリンピックでもまた戦えたらいい」と金メダルを懸けた対決を夢見る。

 大谷にとっても大きな一歩となった。栃木・作新学院高ではテニスでインターハイに出場し、卒業後、病気で車いす生活となり、車いすテニスに転向。4年目でたどり着いた4大大会初出場の全米は初戦で上地に敗戦したものの、今大会は昨年覇者で世界ランク1位のデフロート(オランダ)を準決勝で破り「自信になった」と振り返る。上地には6戦全敗となったが「スコアを離されたのは今の実力」と受け止め、今後の糧にする。世界10位で東京パラを視界に捉え、伝統の赤土に足跡を残した。

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